エリートポイント理論について

 

同じコンピ順位でも、指数値が高いほど好走率がアップする。

 

これはコンピユーザーにとっては常識。

 

例えば指数80の2位と、指数64の2位を比べたら、

前者のほうが高確率で馬券に絡みます。

 

そのなかでもトップクラスの存在を「エリート」と位置付けることにより、

その下の順位の馬(非エリート)と大きな能力差が生じる。

 

という考え方を、

3冊目の単行本「断層インパクト」で提唱しました。

 

 

今回はこれをもっと掘り下げて、

真のエリートを見つけ出す方法を開発。

 

先ほども挙げましたが、

コンピ指数は同じ順位でも、レースによって指数値が違います。

 

コンピ2位 80 → 勝率34%

コンピ2位 70 → 勝率19%

コンピ2位 64 → 勝率14%

 

このように同じ順位でも、指数値が大きければ好走率がアップ。

 

反対に指数値が小さければ、好走率はダウンします。

 

ちなみに、コンピ2位全体の平均値は70です。

 

ただこれまで通り、同じコンピ順位内で、

指数値が「高い低い」で好走率の高い馬を探し出すのでは芸がない。

そこで単勝オッズの仕組みに注目しました。

 

オッズとは投票比率によって決まります。

 

全体の投票数と、その馬に投票された票数から支持率を求める。

 

それに払戻し率という定数を使って、オッズを算出するという仕組みです。

 

払戻し率(単勝は0.8)÷支持率=オッズ

 

例えば全体の投票数を100として、A馬の投票数が60。

 

この場合、A馬の支持率は0.6となります。

 

0.8÷0.6=1.33

 

これがA馬の単勝オッズとなる仕組みです。

 

つまり全体の投票数の中で、

もっとも票数を集める1番人気の馬が、

たくさん票を集めると、相対的に2番人気以下の得票率が低くなる。

 

1番人気が60票を集めているので、

2番人気以下の馬たちが、

残りの40票を分け合うかたちで、オッズが形成される。

 

この仕組みは、もしかしてコンピ指数も同じかも?

 

という着想から、調べてみました。

 

コンピ1位の指数値が90だとします。

 

するとコンピ2位は、残りの馬たちで得票を奪い合うことになる。

 

パイが少ないので、かなり厳しい戦いですが、

コンピ1位が90のとき、コンピ2位の平均値は67となります。

 

これが仮にですが、

コンピ2位の指数値が70点だったら、いかがでしょうか?

 

コンピ1位が票を集めすぎて指数値が伸びにくい状況下で、

わりと得票をたくさん集めているような状況。

 

このコンピ2位は、かなり頑張っていますね。

 

では次に、コンピ1位の指数値が78の場合。

 

コンピ2位の平均値は71となります。

 

コンピ1位があまり得票を取れなかった分、

コンピ2位に票が回ってくるので、その分、コンピ2位の平均値が高くなる。

 

コンピ1位90の場合 → コンピ2位の平均値67

コンピ1位78の場合 → コンピ2位の平均値71

 

このように同じコンピ2位でも、

コンピ1位の指数値が違うと、平均値が違う。

 

コンピ1位が90の場合は、コンピ2位70は平均以上で優秀。

 

コンピ1位が78の場合、

コンピ2位70は平均以下なので、劣等という扱いになります。

 

◆コンピ1位90→コンピ2位70

勝率27% 連対率46% 複勝率82%

単勝回収率107% 複勝回収率132%

 

◆コンピ1位78→コンピ2位70

勝率17% 連対37% 複勝率46%

単勝回収率71% 複勝回収率70%

 

同じコンピ2位70でも、状況によって、その価値がまったく違ってくるのです。

 

これまでは、コンピ2位の平均値70より上か下かで、

単純に判断していた同順位内での優劣ですが、

コンピ指数の成り立ちの目線から考えると、

同じ平均値ではダメなことが分かると思います。

 

「コンピ1位の指数値がこれくらいなら、コンピ2位の指数値はこれくらいが妥当」

 

「コンピ1位の指数値がこれくらいなら、コンピ3位の指数値はこれくらいが妥当」

 

という指数値のライン(平均値)が、各コンピ順位に存在するわけですね。

 

この平均値よりも、各順位の指数値が上であれば優秀、

下であれば劣等と判断して、馬券に組み込むかを決めればよい。

 

という着眼点から、

コンピ1位の指数値と出走頭数をかけ合わせて、

各順位の平均値を算出しました。

 

その平均値より高い、低いで好走率が大きく変わります。

 

このように平均値よりコンピ指数値が上回れば、好走率がアップ。

 

反対に平均値より下回れば、成績はダウンします。

 

プラス3以上とマイナス3以下を比較すると差があって分かりやすいと思いますが、

コンピ下位の成績がまったく違います。

 

コンピ下位になるような馬は、

正直狙ってとれるような馬ではない。

 

前走で大敗しているか、

または明らかに現クラスでは能力が足りないように見える馬ばかりです。

 

しかしコンピ指数は、その馬の潜在能力を見逃していない。

 

だから平均値よりも上回って、プラス3以上になるわけです。

 

我々には分からないちょっとした部分が、

コンピ指数値に表れている。

 

こう考えると、コンピ指数は本当に素晴らしい予想ツール指数ですね。

 

エリートポイントがプラス3以上の馬を、

積極的に狙っていきましょう。

 

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