コンピ1位が負ける瞬間をキャッチする方法
今回はコンピ1位が勝てない瞬間を紹介したいと思います。
本当に瞬間の話なので、それを踏まえて参考にしてくださいね。
まず偏りを無くすために、データは3年分(10336レース)を使用しています。
この期間のコンピ1位の連続不出現は、最大21回です。
意外や意外。
1日12レースなので、丸2日近くは負け続ける計算です。
追い上げ投資をしていて「そろそろ出現するだろうな~」などと甘いことを考えて参戦すると、深みにハマって地獄を見ることになる回数ですね。
ちなみに、追い上げ投資とはマーチンゲールの法則が有名。
マーチンゲールの法則は2倍以上の配当の場合、的中した時点で必ずプラスになることが特徴です。
はじめに1レース目の投資金額を100円とすると、コケれば2レース目は200円、またコケたら400円と、倍々といった感じで資金を増額させていきます。
1レース目 100円 配当200円
2レース目 200円 配当400円(投資額200円+損金100円)
3レース目 400円 配当800円(投資額400円+損金300円)
4レース目 800円 配当1600円(投資額800円+損金700円)
5レース目 1600円 配当3200円(投資額1600円+損金1500円)
このような感じですね。
1レース目を外すと2レース目の賭け金が200円です。
配当は一律2倍と仮に考えて、的中すると200円×2倍で400円が返ってきます。
1レース目の賭け金100円(損金)と、2レース目の賭け金200円(投資額)を足すと300円なので、400円ー300円で100円の利益が残る計算ですね。
この方法だと、当たれば必ず100円儲かります。
そして当然ですが、1番人気が永遠に負け続けることはないので、いつかは絶対に当たる。
ただ実際に馬券を買ってみると、仮に10レース連続で外すと、11レース目の投資金額は10万2400円にもなります。
さらに14レース目ともなると、投資金額が81万9200円という巨額に。
コンピ1位の最大連敗数は21回なので、そこまで行くと破綻は確実です。
完全無欠の投資法に見えますが、連敗が続くと投資金額が異常に膨らむので、安易に実践しないでくださいね。
実は私は自分で考えた『変則マーチンゲールの法則』で、1日に30万円以上の資金を失った経験があります。
サラリーマン時代に夜な夜な作戦を考えて、ついにオリジナルの変則マーチンゲールの法則を完成させる。
給料2ヶ月分を財布に詰め込んで、転勤中の広島のWINSにゴー!
期待とは裏腹に1番人気の連敗が続き、持ち金はあっという間に紙くずに。
WINSからの帰り道は、死にたい気持ちだったのを今でも憶えています。
あなたはこんな経験をしないように、気を付けましょうね。
「コンピ1位が21回も負けるのは、本当にたまたまだしさ!」
「連敗はだいたい10回程度までだから、それに合わせた作戦を立てれば大丈夫だから!」
などと甘いことを考えて勝負に出ると、運悪く大連敗を喰らう。
このよりによっては「ギャンブルあるある」なので、注意してくださいね。
では話をコンピ指数に戻しましょう。
3年間10336レース中、コンピ1位が勝利したのは3259レースです。
コンピ1位は32%程度の確率で勝利すのですが、そのうち2連勝以上したのは676回ありました。
内訳はこの通り。
2連勝 435回
3連勝 158回
4連勝 51回
5連勝 25回
6連勝 7回
見ていただくと分かりますが、676回中435回が2連勝で終わります。
これは3回に2回という計算で、かなり高い確率ですね。
ちなみに4連勝以上したのは期間中83回。
コンピ1位の連勝割合を見てみると、ほとんどが3連勝止まりで、4連勝以上するのは10%ちょっとという確率なのです。
あくまでも単勝の話になりますが、3連勝後のコンピ1位はあまり期待できないというが分かります。
ということは、3連勝後のタイミングでコンピ1位の単勝を除いた馬券で勝負する方法が取れます。
オッズ次第では、コンピ1位を除いた馬の単勝を全点購入する逆張り作戦も可能です。
もし運悪くそのレースでコンピ1位が勝利してしまったとしても、次のレースはもっと勝利期待値が低くなるので、再挑戦するのもアリでしょう。
流動的ですし、開催中ずっとレースを観察している必要がある作戦ですが、このタイミングだけを専門的に狙い撃つのも面白いと思います。
この方法ならマーチンゲールのような馬券購入資金の異常増幅もないので、安心して実践できますよね。
コンピ1位の連勝は、ほぼ3連勝で終わる。
だから3連勝後の次のコンピ1位を軽視して、プラス回収になる作戦を考える。
ぜひあなたのアイデアをプラスして、コンピ馬券術に応用してみてください。