単勝万馬券は買わないでください!は本当なのか?
100円が1万円に。
そして1000円が10万円に。
競馬ファンの夢、それが万馬券だと思います。
現在は3連複に3連単という高額配当馬券があるので、
万馬券自体は珍しくないですが、これが単勝となれば話は別。
運が良ければ1点買いでも当てることのできる
単勝万馬券ですからね。
いつかの爆発を期待して、
単勝万馬券の馬券をコツコツと買っている人もいると思います。
ということで、単勝オッズ帯別の成績と回収率を見てみましょう。
データは直近3年分を利用しています。
30倍のところから回収率が悪くなり始めて、
単勝100倍を超えると、回収率46%まで一気に下落します。
単勝万馬券はオトクじゃない。
だから基本的に買わない方が良いよ!という結論にあっけなく至りました。
でもこれだけでは面白くないので、もっと掘り下げてみましょう。
まず圧倒的に買ってはいけない万馬券馬は、単勝200倍を超える馬。
単勝100倍を超えるような馬は、
ぜんぶ一緒!というイメージもあると思いますが、実は違います。
いかがですか?
ぜんぜん違うことが分かると思います。
もし単勝万馬券の馬を買いたいなら、100~199.9倍の馬がオススメ。
反対に単勝200倍以上の馬の勝率は0.1%で、
これは1000回に1回を意味しています。
これはさすがに厳しいと分かってもらえるでしょう。
単勝200倍以上の馬は、
ほぼ馬券に絡めないという認識でOKだと思います。
このオッズのフィルターで、
3万頭の万馬券馬が、約半分に減るのという部分も注目ポイントです。
では100~199.9倍の馬を、さらに解体して行きましょう。
まず前走と同じ騎手は、新しいことに挑戦しないので新味が出ない。
今回も後方で追走一杯というのが関の山でしょう。
次に前走人気ですが、
TARGETの仕様上、前走10~18番人気に仕切られています。
なので全部一緒に扱いガチですが、
分解して調べてみると、前走14~18番人気の馬はノーチャンス。
反対に前走10~13番人気だった馬は、巻き返す可能性があるようです。
そして最後、前走地方競馬(NAR)を走っていた馬ですね。
地方からの再転入の馬、
または地方の交流重賞を走っていた馬が該当しますが、
このケースで単勝万馬券になる馬は、見込みがかなり薄いといえるでしょう。
ほぼチャンスはないと見て、カットで良いかと思います。
ということで、上記3つ状況に当てはまる馬を排除した成績がこちら↓
回収率をなんとか70%台に乗せたかったのですが、
わずかに及ばず。
ただ成績、回収率ともに、
単勝万馬券なりに大幅アップはしたと思います。
もし単勝万馬券の馬を買おうかな、
または買いたいなと思った時に、今回の記事を思い出してください。
買って良いか?ダメなのか?の指標になると思います。
ぜひ参考にしてください。