取り扱い減量騎手
取り扱いに困る減量騎手の狙い目
減量騎手の取り扱いは、競馬ファンは困っていると思います。
狙いたい馬だけど、「この騎手で大丈夫か?」と考えるでしょう。
そこで、減量騎手の狙える条件を考えてみます。
※データ期間は2008年~2012年(5年間)
減量騎手は、そもそも一人前の騎手よりも成績が悪く、
勝率5% 連対率10% 複勝率16%
単勝回収率61% 複勝回収率71%
このように、買えば買うほど、損をする状態です。
やはり狙いたい馬でも、減量騎手騎乗なら評価を下げるしかありません。
減量騎手のイメージは、中央開催では一流騎手に揉まれて、なかなか勝てない。
だからローカル開催に回り、徐々にチカラを付けるか、細々と乗っているイメージ。
中央開催は散々たる成績。
イメージ通り、減量騎手は中央開催では、狙えないのが定石です。
しかし、その中央開催で、穴馬をズバズバ3着以内に持ってくる条件が存在します。
それは展開いらずの芝1200m!
競馬の格言で「長距離は騎手で買え!」とある通り、長距離は騎手の腕が大きく影響します。
長い距離を走るほど、減量効果が出るという意見もありますが、本当は、軽量を生かした先行力から、そのまま押し切る短距離の方が有効なのです。
減量騎手が狙える条件は、中央開催(東京、中山、阪神、京都)の芝1200m!
勝率5% 連対率10% 複勝率15%
単勝回収率76% 複勝回収率100%
成績は変わりませんが、複勝の回収率がハネ上がります。
多くの競馬ファンは、中央開催での減量騎手を甘く見ているから、このようなことが起こると考えられます。
ここから、騎手のキャリアに注目してみましょう。
同じ減量騎手でも、初年度は経験不足で、買えない成績です。
2~3年目になると、レース感覚が養われ、馬券に絡めるようになります。
◆減量騎手(2~3年目) 中央開催・芝1200m
勝率6% 連対率10% 複勝率16%
単勝回収率86% 複勝回収率119%
減量騎手というだけで、人気の盲点になりやすいのですが、中央開催でも芝1200mは、積極的に狙ってOKです。