コンピ指数下位を狙う投資馬券術を作ろう

 

あるクライアントから『コンピ指数下位を狙う投資馬券術を作れませんか?』という依頼を受けました。

 

私はなんて答えたと思いますか?

 

出来なくはないですが、かなり難しいと思いますし、あまりオススメしないと答えました。

 

なぜかと言うと、

 

 

これが近3年のコンピ指数順位別の勝率と単勝回収率です。

 

TARGETの外部指数にコンピ指数を入れている人はご存知だと思いますが、コンピ下位の単勝は買えば買うほど損をする回収率なのです。

 

コンピ10~18位  勝率1.1% 単勝回収率63%

 

これが現実です。

 

平均回収率を大きく割り込んだ、この損をする部分で馬券術を構築したい。

 

この部分に固執することに意味があるのかな?と感じたので、お断りしました。

 

コンピ下位の馬が激走して、単勝万馬券を獲ったときの快感!

 

これは一度味わうと忘れられない快感だと思いますが、あなたにとって競馬は遊びなのか?投資なのか?をよく考えましょう。

 

私はやはり投資と捉えて効率を優先したいので、人よりも有利なポジションで馬券を買いたいと常日頃から思っています。

 

あなたは有利なポジションで馬券を買っているのか?

 

それともその時のテレビの情報や、負けが続いた悔しい感情に流されて、なんとなく馬券を買っているのか?

 

これを意識すると競馬に向き合う気持ちが変わってくると思います。

 

ちなみにコンピ下位で馬券術を作るのであれば、単勝ではなく複勝系。

 

大穴馬を狙う場合は、3着にすべり込めばOKという馬券術を作るようにすればプラスになるはずです。

 

そこでどうしてもコンピ下位を攻略したい人のために、取っ掛かりのアイデアを2つ、ここで紹介したいと思います。

 

まずはコンピ指数40にフォーカス。

 

コンピ指数は指数値のルールで上限は90、下限は40と決められています。

 

レースによっては、最下位の馬の指数値が40でない場合もありますが、ほとんどのレースの最下位は40という指数値になります。

 

そんなコンピ指数値40の成績は、

 

勝率0.3% 連対率1.1% 複勝率2.2%

単勝回収率34% 複勝回収率50%

 

このように壊滅的な成績。

 

『コンピ最下位40必勝法』なんてものを作ろうと思ったら、とんでもなく大変でしょう。

 

そこで必勝法はムリ?かもしれませんが、コンピ指数攻略のヒントになる要素があります。

 

それは出走頭数で、コンピ最下位は頭数に関係なく、ほぼ強制的に40にされます。

 

7頭立ての最下位40と、18頭立ての最下位40。

 

この2つは同じ指数値でも価値が違うのではないか?こう考えられますよね。

 

では、レースの頭数別に成績データを見てみましょう。

 

5~8頭立て

勝率1.3% 連対率1.7% 複勝率7.4%

単勝回収率71% 複勝回収率59%

 

9~11頭立て

勝率0.4% 連対率1.8% 複勝率3.0%

単勝回収率50% 複勝回収率46%

 

12~14頭立て

勝率0.4% 連対率1.1% 複勝率2.5%

単勝回収率28% 複勝回収率53%

 

15~18頭立て

勝率0.3% 連対率0.9% 複勝率1.8%

単勝回収率34% 複勝回収率49%

 

やはり頭数が多くなると、コンピ指数値40が馬券に絡む確率は少なくなりますね。

 

このように、コンピ指数下位を攻略しようと考えるなら、出走頭数は外せない項目だと分かると思います。

 

これはコンピ指数値41の場合でも、42の場合でも同じですからね。

 

3連単馬券をメインに買っている人は、コンピ下位を上手く狙う方法を模索しているでしょうから、この要素にはとくに注意が必要です。

 

次に、コンピ指数最下位の指数値が45以上だった場合を考えてみましょう。

 

先ほども取り上げましたが、基本的にコンピ最下位の指数値は40というルールがあります。

 

しかし、本当のたまに16頭立ての16位が45以上というレアケースもあります。

 

コンピ最下位の指数値が45以上だった場合の出走頭数別出現数と成績がこちら。

 

10頭立て 69回 1勝

11頭立て 47回 1勝

12頭立て 37回 0勝

13頭立て 14回 0勝

14頭立て 6回 0勝

15頭立て 0回

16頭立て 2回 0勝

17頭立て 0回

18頭立て 0回

 

かなり発生件数も少ないですし、出現してもほとんど勝てません。

 

ただ13頭立てより少なくなると、コンピ最下位から少し前のゾーンの成績が良くなります。

 

13頭立てでコンピ13位が45以上の場合 → 10~12位あたりが狙い目

12頭立てでコンピ12位が45以上の場合 → 9~11位あたりが狙い目

11頭立てでコンピ11位が45以上の場合 → 8~10位あたりが狙い目

 

という感じですね。

 

コンピ指数最下位は40というルールですが『40にできない』ということは、それだけ実力が横並びだと考えることができますよね。

 

本来のルールを曲げるには、それなりの理由があるでしょうから、そこに何か歪みが生まれていると言えそうです。

 

コンピ指数の並びを見てて、何か違和感を感じるときは、すぐにTARGETで調べてみましょう。

 

今回の『コンピ指数最下位が45以上だった場合』も、ぜひ調べてみてください。

 

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