テクニカル6と出走頭数の関係をウォッチ

 

日刊コンピ指数は、最大値が90、最低値が40というルールがあります。

 

とくにコンピ最下位は、強制的に40になることが多いため、指数値の並びに大きな影響を与えることは、すでにご存じかと思います。

 

ここでは初耳の人のために、下記の2レースでその影響力を見てみましょう。

 

 

コンピ9位の指数値にご注目ください。

 

どちらも9位の指数値は「53」です。

 

ところが下段のレースは、最下位がほぼ40というコンピ指数独自のルールがあるので、コンピ10位から急激に指数値が下がっていきます。

 

無理やり辻褄合わせをした感じの並びですね。

 

しかし反対に、上段のレースは最下位まで頭数に余裕があるので、なだらかに下降する流れになっています。

 

出走頭数がコンピ指数値に影響を及ぼしている。

 

ここまでで、それが分かりましたか?

 

では分からなかった人のために補足しましょう。

 

続いてコンピ11位の指数値を見比べてみてください。

 

1番目が「51」で、2番目が「46」です。

 

2番目の「46」は、本来は「51」の能力があるのに、最下位が40というルールのために、無理やり「46」にさせられているのではないか?ということが考えられます。

 

競馬の出走メンバーの能力は、必ずしも一定とは限りません。

 

強い、強い、強い、強い、弱い、弱い

 

と、強い馬が4頭というメンバー構成もあれば、

 

強い、強い、強い、強い、強い、弱い

 

強い馬が5頭いるという場合もあります。

 

しかしコンピ指数のルールに当てはめると、後ろから2番目(赤文字表示)の馬は、最下位40という数値に着地させるために、そして指数の並びを美しくするために、強制的に似たような指数値にさせられている可能性がある。

 

というわけですね。

 

本当は強い部類に入る馬のはずなのに、指数上は弱いと同じ扱いになっている。

 

とくにコンピ10位以下の指数値は、出走頭数によって違ってくるコンピ最下位(40)の位置をしっかり見定めて、考える必要がありますね。

 

注意しましょう。

 

そしてテクニカル6もコンピ指数を使った攻略法なので、出走頭数に影響を受けます。

 

同じコンピ1位でも、テクニカル6のパターンによって、成績がぜんぜん違うことはご存じですか?

テクニカル6の詳細はこちら

 

 

上記はコンピ1位のパターン別の成績ですが、パターン1の場合は勝率が21%しかなく、反対に堅い傾向のパターン6の場合は37%もあります。

 

この差は2倍弱あり、同じコンピ1位でも信頼度がまったく違うことが分かります。

 

テクニカル6を馬券予想に活かす方法は、テクニカル6の詳細を見ていただくとして、今回はテクニカル6と出走頭数の関係をウォッチしましょう。

 

 

上記の表は、パターン6のコンピ1位を、出走頭数別にみたデータです。

 

サンプル数が完全ではないので、多少成績が波打っている印象ですが、少頭数レースでも、多頭数レースでもそれほど成績は変わらないと思います。

 

分かりにくいですか?

 

では少しまとめてみましょう。

 

 

いかがですか?

 

6~8頭立ての勝率は40%ですが、15~18頭立ての勝率も38%をキープしています。

 

それほど大きな差はないですよね。

 

では続いて単勝回収率を見てください。

 

出走頭数が多くなるほど、回収率が高くなっています。

 

この理由ですが、出走頭数が多くなるほど人気が割れてオッズが甘くなる傾向ですが、パターン6のコンピ1位は出走頭数に関係なく普通に好走する。

 

オッズが甘いのに好走する=回収率が高くなる。

 

という図式になっているのです。

 

では通常のコンピ1位の成績を、出走頭数まとめ別にみてみましょう。

 

 

いかがでしょうか?

 

通常の場合は出走頭数が多くなるほど、コンピ1位の好走率は下降します。

 

そして単勝回収率も下降していますよね。

 

反対に少頭数レースの成績と回収率がいい感じになっているくらいです。

 

これが普通なのですが、パターン6のコンピ1位の場合は、多頭数になっても強いものは強い。

 

ということなんですね。

 

では最後にパターン6の多頭数レースのコンピ指数順位別の成績をご覧ください。

 

多頭数という定義はあいまいで人によって違うのですが、今回は12頭立て以上で集計しています。

 

 

通常のコンピ上位の成績は、コンピ1位の勝率が31%、コンピ2位の勝率が18%、コンピ3位の勝率が13%程度。

 

見比べると分かりますが、すべて凌駕していて、回収率も高くなっていますよね。

 

テクニカル6のパターン6を狙う場合は、12頭立て以上のレースで、コンピ1~3位の馬にフォーカスをする。

 

この3頭の回収率はすでに90%に近いので、上手く馬連、馬単などにアレンジすれば、プラスになる馬券術を作れるかと思いますし、その可能性が高いと思います。

 

これは他のパターンでもあることで、出走頭数を変えてみてみると、テクニカル6は違った表情を見せます。

 

例えばパターン1の少頭数レースを、コンピ指数順位別に見てみると、狙える順位が浮かび上がったり、という感じでしょうかね。

 

コンピ最下位が40(ほぼ)というルールがある以上、コンピ指数は出走頭数の影響から離れることはできません。

 

コンピ指数と出走頭数、テクニカル6と出走頭数、このことを意識できるようになれば、一歩先行くコンピマニアになれるでしょう。

 

 

データ競馬:TARGET frontier JV

・出馬表にデータマイニングの順位・数値を表示させたい
・特定の2頭の直接対戦の結果・経歴を調べたい
・予想するレースが行われるコースにおける、騎手・調教師・種牡馬の傾向を調べたい
・出走馬の前走レベルを簡単に比較する

などなど。

TARGET操作動画が無料で見られます↓