パターン1のコンピ4~6→コンピ4~14位で決まる確率とは?

 

『テクニカル6バージョンαの単行本を読んで、

パターン1の馬連を買っているのですが、まったく当たりません。

どうしてですか?』

 

こんなメールが届きました。

 

テクニカル6バージョンαのパターン1の買い目は、

コンピ4~6位→コンピ4~14位です。

 

・パターン別 軸馬と相手馬ゾーン

 

正直に言いますよ。

 

まったく当たらないのはウソだと思いますが、

あまり当たらないのは確か。

 

どうして当たらないと思います?

 

では2019年7月20日のパターン1のレースを見てみましょう。

 

函館3レース 1位-3位

函館9レース 5位-11位(〇馬連5420円)

函館10レース 3位ー7位

函館11レース 1位ー2位

 

福島2レース 3位ー6位

福島5レース 3位ー8位

福島6レース 1位ー11位

福島10レース 1位―10位

 

中京3レース 2位―8位

中京5レース 1位―3位

中京7レース 1位―3位

中京11レース 9位―12位

中京12レース 2位―5位

 

これが馬連決着のコンピ指数順位です。

 

2019年7月20日は、13レース中、1レースしか当たっていません。

 

確率にすると7~8%ほどです。

 

「ほら!ぜんぜん当たってないじゃないか!」

という声が聞こえてきそうですね。

 

ではテクニカル6のパターン1とか関係なく、

普通にコンピ4~6位→コンピ4~14位の馬連27点を、

ずっと買い続けた時の的中率をご存じですか?

 

ズバリ!12.7%です。

 

けっこう多点買いなのに、

10回に1回ちょいしか当たらないのは意外ではないでしょうか?

 

次にパターン1にだけ参加した場合の、

コンピ4~6位→コンピ4~14位の馬連27点を、

ずっと買い続けた的中率ですが、20.4%です。

 

通常の倍近くあり、5回に1回は当たる確率です。

 

2019年7月20日は、

もう2レースくらい当たっても良かったという計算になりますね。

 

1~2日単位では、このような的中の偏りも生まれます。

 

そこで、2019年7月のパターン1の的中頻度を見てみましょう。

 

7月6日 1レース的中(6レース)

7月7日 3レース的中(9レース)

7月13日 的中なし(3レース)

7月14日 4レース的中(8レース)

7月20日 1レース的中(13レース)

7月21日 1レース的中(9レース)

合計 10レース的中(48レース)

レース的中率20.8%

 

このように少し期間を多めにとると、

それなりの確率に収束します。

 

続いて、コンピ4~6位→コンピ4~14位の馬連27点を、

ずっと買い続けたパターン別の的中率と回収率をご覧ください。

 

パターン 的中率 回収率
3.6% 25.6%
6.6% 45.6%
10.5% 66.4%
12.8% 58.1%
15.4% 68.0%
20.4% 85.5%
全体
12.7%
65.3%

 

 

これを見ると、テクニカル6でパターン6と判定されたレースで、

コンピ4~6位→コンピ4~14位の馬連27点を買うことが、

いかに無駄か?が分かると思います。

 

このようにテクニカル6バージョンαというのは、

出現率の高まっているゾーンを見つける馬券術なのです。

 

もっと分かりやすく言いましょう。

 

テクニカル6は、本命傾向のレースで穴馬券を買う、

波乱傾向のレースで本命馬券を買う、

というような非効率な出費を抑えるための馬券術と言うこと。

 

お分かりいただけましたか?

 

「パターン1の馬連を買っているのですが、まったく当たりません。」

 

という意見はまったくの的外れで、

コンピ4~6位→コンピ4~14位の馬連27点は、もともと当たらないゾーン。

 

でも「パターン1」だけに参加すれば、

的中率がいい感じにアップしますよ!ということですね。

 

そもそも穴馬券を狙っているのですから、

5~6レース連続で当たらないのなんて当たり前なのです。

 

テクニカル6バージョンαで推奨したゾーンを買っていれば、

少なくとも2回に1回くらいは当たる感覚でいる人が多いので、その点ご注意ください。

 

次に回収率が100%を超えませんが?という指摘もありそうですが、

全体の回収率を考えると、パターン1の85.5%は破格の回収率。

 

さらにコンピ指数オンリーで結論付けるのは良しとせず、

バージョンαの部分で強弱を付けることを推奨しています。

 

コンピ指数で的中率と回数率がアップしているゾーンが分かる。

 

これがテクニカル6のセールスポイントとなります。

 

ではオマケで、パターン6の的中率と回収率を見てみましょう。

 

テクニカル6バージョンαのパターン6の買い目は、

コンピ1~2位→コンピ1~3位の馬連3点です。

 

パターン 的中率 回収率
56.0% 88.5%
40.6% 79.6%
32.8% 77.7%
27.2% 77.8%
21.8% 67.7%
17.1% 72.9%
全体 29.7% 76.9%

 

 

どうですか?

 

パターン1のコンピ1~2位→コンピ1~3位の

馬連3点を買う的中率は17.1%しかありません。

 

パターン1で本命サイドの馬券を買うのが、

いかに非効率か分かったと思います?

 

さらに全体の的中率が、必ずパターン3とパターン4の間に収まっています。

 

これはテクニカル6の分析が正確である証明。

 

テクニカル6バージョンαを使えば、

勝ちやすいステージまで押し上げるから、

あとは自分流の馬券作戦でプラスに持って行って!ということですね。

 

例えばパターン6の買い目は、

コンピ1~2位→コンピ1~3位の馬連3点ですが、

コンピ1位か2位を選んで1頭軸にすれば、馬連2点で済みます。

 

ベースの回収率が88.5%なので、

コンピ1~2位から上手く二者択一できればプラスに持って行けますよね。

 

この部分の予想すら自分で出来ない!というのは勿体ないので、

せっかくですから、二者択一の予想を楽しんで欲しいと思います。

 

他人の予想に丸乗りして儲けたい他者依存マインドではなく、

自分で予想することを楽しめるタイプの人にオススメの馬券術です。

 

『日刊コンピテクニカル6バージョンα』

 

 

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