偽物のコンピ指数攻略法を見分ける方法

 

私はKKベストセラーズ(競馬最強の法則)から「新コンピアナライズ・ゾーンレベル」というコンピ攻略本を出版していますが、この世の中にはコンピ指数を使った必勝法や馬券術がたくさんあります。

 

あなたも本屋で見かけて、試してみようと考えたことがあるでしょう。

 

またインターネット上にもコンピ指数情報が溢れかえっていますよね。

 

その中には有効的なモノもあれば、まったく再現しない出目理論のようなモノもあり、まさに玉石混交といった感じ。

 

どれが実際に通用するのか?見極めが難しい。

 

これが本音ではないでしょうか。

 

そこで今回はコンピ指数の攻略法が本物なのか?それとも偽物なのか?その違いを見分けるコツを紹介したいと思います。

 

まずはコンピ指数攻略法のキモの部分に注目してください。

 

次にキモの「コンピ指数」の部分を、オッズや人気に置き換えて声に出して読んでみましょう。

 

例えば、

 

「中山芝2000メートル戦はコンピ指数4位が強い傾向です!」

「コンピ4位を軸馬にしましょう!」

 

というコンピ指数馬券術があったとします。

 

このコンピ指数の部分を、オッズや人気に置き換えてみるのです。

 

「中山芝2000メートル戦は4番人気が強い傾向です!」

「4番人気を軸馬にしましょう!」

 

いかがでしょうか?

 

あなたはこの情報を信じて、中山の芝2000メートル戦は4番人気の馬を軸にできますか?

 

きっと軸にするのは難しいかと思います。

 

競馬の人気別の成績は年単位のような大きな期間で見ると、毎年同じような数字になります。

 

◆人気順位別の勝率

1番人気 29%

2番人気 18%

3番人気 14%

4番人気 10%

5番人気 8%

 

このように毎年1番人気の勝率が約30%なのに対して、4番人気の勝率は10%ほどです。

 

中山芝2000メートルに限って、4番人気が1番人気を逆転する!といったようなミラクルはまず起きないと考えてください。

 

続いて人気順位別の平均連対率です。

 

◆人気順位別の連対率

1番人気 47%

2番人気 34%

3番人気 28%

4番人気 21%

5番人気 17%

 

連対率でも1番人気と4番人気では2倍以上の差があります。

 

そしてラスト、人気順位別の平均複勝率(3着内率)です。

 

◆人気順位別の複勝率

1番人気 60%

2番人気 48%

3番人気 40%

4番人気 32%

5番人気 27%

 

いかがですか?

 

1番人気と4番人気の差は歴然かと思います。

 

つまり中山芝2000メートルで、1番人気より4番人気の方が活躍する可能性は、限りなくゼロに近いと言えます。

 

再びコンピ指数に置き換えてみると、

 

中山芝2000メートルで、コンピ1位よりコンピ4位の方が活躍する可能性は、限りなくゼロに近い。

 

ということになります。

 

もうお分かりですね。

 

中山芝2000メートルでコンピ指数4位を軸にするのは、あまり賢い選択とは言えないでしょう。

 

人気やオッズからコンピ指数に表現を変えると、普通に考えるとあり得ないことでも、スゴイことのように聞こえることがあります。

 

これがコンピ指数攻略法や馬券術で、もっとも注意が必要な部分です。

 

他に過去2年ほどのデータを持ち出して、

 

「阪神ダ1200メートル戦のコンピ3位は、連対率が47%あります!」

 

という馬券術を見かけたことがありますが、これはただのデータの偏りです。

 

たまたま近2年の成績が良かっただけで、過去5年分ほどの長いスパンのデータを調べると、平均連対率の28%に収束していることがほとんど。

 

このように都合の良い一部分のデータだけを抜き出して、いかにも優れている馬券術に見せている場合もあるので、注意が必要です。

 

日刊コンピ指数は確かに指数ですが、属性はオッズや人気と同じで、日刊スポーツが発行する予測オッズです。

 

コンピ馬券術を見かけたら、まずはオッズや人気に置き換えてチェックしてみましょう。

 

これで今後も再現するのか?それとも通用しない理論なのか?

 

一目瞭然だと思います。

 

コンピ指数馬券術の本物と偽物を判断する基準としてください。

 

 

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