コンピ指数がブレることは想定内として攻略法を作る
競馬の天才!2021年7月号に、
今、使えば儲かる!秘密の【上ブレ】馬券データ作戦、
「前走5着馬を狙え!」という記事が載っています。
その冒頭部分で、このようなことが書いてあります。
ある条件において回収値120円というデータがあったとする。
一般的に優秀な数字だ。
また、数字を裏付ける根拠があり、状況が大きく変わることもなさそうだ。
となれば、今後も収支プラスを期待できる。
これがデータ競馬の基本的な考えだ。
はい、その通り!
まさに「データ競馬の金言」です。
データ競馬の研究を始めたばっかりの人が陥りやすい罠。
それはTARGETをポチポチとして、
パッと出てきた数字(回収率)を鵜呑みにしてしまうこと。
あなたもこれで大損した経験があるかもしれません。
回収率150%のような高い数値に出会ったら、
まずやること。
それは、なぜこのような素晴らしい回収率になるのか?を考える。
しかも超必死に。
その中で例えば、
「逃げ馬が勝ちやすいレースで、潜在的な逃げ馬を買っているから」
という結論が出て客観的にも納得ができるなら、今後もプラス収支が期待できる。
反対に「んー、ちょっとこじ付けっぽいかな」という疑惑が、
自分の中に生じるのであれば、それは一時的な数字に過ぎないと言えるわけです。
この疑惑を無理やり正当化して、
意気揚々と馬券を買って撃沈した人を、私は何人も見てきています。
さっきも書きましたが、
とくに初心者さんが陥りやすい罠なので注意です。
ということで、
この「データ競馬の金言」に注意して、
TARGETで馬券術を研究するようにしましょう。
とここまで書きましたが、
今回お伝えしたいお題はこれとは別。
今回の秘密の【上ブレ】馬券データ作戦では、
「データのブレ」について書かれいています。
詳しくは競馬の天才!を読んでもらいたいのですが、
データには上がったり下がったりの波がある、ということ。
これはコンピ指数を研究する上で、
知っておいた方が良いことなので詳しく解説したいと思います。
まずはテクニカル6のパターン1のデータをご覧ください。
※データ期間2011~2020年6月
もうおなじみですが、
テクニカル6のパターン1は、コンピ4~9位の回収率が高くなります。
例えばコンピ7位の回収率が97%もあるので、
これは超お買い得だ!と思いますよね。
でもこれは10年間の平均回収率であって、
年単位をピンポイントでみると、回収率が低い年もあるのです。
これはコンピ7位の年単位別の成績。
2017年の回収率が低いことが分かりますね。
では次にコンピ9位の年単位別の成績です。
こちらは2017年の成績が回収率100%を超えていて、
コンピ7位の不調を補完しています。
このようにある法則から、
1つのコンピ順位をピンポイントで狙うと、ブレに影響されることがある。
だからコンピ指数は、点ではなく、ゾーンで扱いましょう。
というわけです。
ちなみにコンピ4~6位のデータは、こんな感じ。
例えば2020年はコンピ5位の落ち込み分を、
4位と6位がカバーしています。
2011年なんかは、コンピ4位の回収率がズドーンっと低いですが、
5位と6位が回収率100%超えなので、上手く補完できている。
お分かりいただけたでしょうか?
コンピ指数は基本的に、点ではなくゾーンなのです。
最後にコンピ8位の年単位の成績。
全体だと良い数字でも、年単位でみると数字にブレがある。
その部分を、あらかじめ想定内で馬券術を組んでいるのと、
まったくの想定外で組んでいるのでは、性能に差が出てくると思います。
しっかり理解してコンピ指数を研究しましょう。
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