コンピ指数攻略法を発見するために必要なこと

コンピ指数攻略法を発見するために、日々研究している人に伝えたいことがあります。
他の記事でも似たようなことを書いていますが、それはコンピ指数を距離や開催場、芝やダートに分ける考え方です。
コンピ指数は、1200mが得意!
コンピ指数は、東京開催が得意!
コンピ指数は、芝よりもダートの方が得意!
この考え方が正しいのか?というとノーです。
コンピ指数というのは、日刊スポーツが開発したスピード指数でも、能力指数でもない。
なぜなら、人気やオッズと、高いレベルでリンクするからですね。
くどいようですが、コンピ指数は日刊スポーツの予測オッズです。
予測オッズは、オッズですから、コンピ指数を考える時は、オッズを意識しないといけません。
日刊コンピ指数→予測オッズ→オッズ
では、先ほどの文章を、オッズに置き換えてみましょう。
オッズは、1200mが得意!
オッズは、東京開催が得意!
オッズは、芝よりダートの方が得意!
色んな意味で、おかしな文章になってしまいました。
置き換えると分かると思いますが「日刊コンピ指数は東京開催が得意!」というのは、ちょっとムリがありますよね。
実際、中央開催とローカル開催では、コンピ指数1位の成績に、微々たるものですが差が出ます。
芝とダートの違いでも、コンピ1位の成績に差が出ます。
中央開催 勝率32%
ローカル開催 勝率31%
芝 勝率30%
ダート 勝率33%
コンピ1位の成績に差があるということは、やっぱり傾向があるのでは?
このように思うかもしれませんが、少し待ってください。
なぜなら、1番人気の成績が、
中央開催 勝率32%
ローカル開催 勝率31%
芝 勝率31%
ダート 勝率33%
このように、人気(オッズ)自体に差があるからです。
オッズに差があるから、同じ属性のコンピ指数にも差が生じるわけですね。
「結局のところ、何が言いたいのか?」
私が伝えたいことは、コンピ指数はオッズと似て無機質だということ。
これはクラス別に分けても同じで、近3年分のコンピ指数データを見てみましょう。
コンピ1位の成績をクラス別に比べてみると、最高が新馬戦の勝率35.2%で、最低が1600万下の勝率27.7%です。
この2つのクラスには7.5%の違いがあるので、成績に大きな差があると言えます。
これを実際の1番人気で比べてみると、
最高が新馬戦の勝率35.4%で、最低が1600万下の勝率28.2%という結果に。
コンピ指数の成績と1番人気の成績がリンクしているので、1600万下のコンピ1位は信用できないと言えるでしょう。
確かにコンピ指数の成績はクラス別で変わってきます。
しかし、本当の原因は本家の人気順位(オッズ)自体の成績が違うから、ということを忘れないようにしましょう。
『コンピ指数=予測オッズ』
コンピ指数は予測オッズなのです。
私のクライアントの話ですが、テクニカル6の考えを参考にして、コンピ3位と5位と7位の指数値を足し算して、レースの波乱度合いを測るのはどうか?というアイデアを持ってきた人がいました。
ではこれを人気に置きなおして、考えてみましょう。
3番人気と5番人気と7番人気のオッズを足し算するのです。
何が分かりますか?
3番人気~7番人気あたりの馬がどれくらい強いか?が分かるかもしれません。
でもこれでレースの波乱度合いが分かるか?と言われると、少し微妙な気もします。
このようにコンピ馬券術を考えたり作ったときは、コンピ指数をオッズや人気に置き換えてみて、理論が破綻しないか?おかしなところがないか?を考えてみましょう。
現実を見ず、指数だけをコネ回すと再現しない出目理論になるので、注意が必要です。
データ競馬:TARGET frontier JV
・特定の2頭の直接対戦の結果・経歴を調べたい
・予想するレースが行われるコースにおける、騎手・調教師・種牡馬の傾向を調べたい
・出走馬の前走レベルを簡単に比較する
などなど。
TARGET操作動画が無料で見られます↓