本命傾向のパターン6が荒れるのは何故ですか?
2019年7月13日発売の競馬の天才!に、
テクニカル6の南関バージョンが掲載されています。
このデータは6月21日発売した単行本、
「テクニカル6バージョンα」に収録済みのものです。
しかしテクニカル6を初めて知ったという人もいると思うので、
試しに「競馬の天才!」をご覧になってみてください。
さて、今回はテクニカル6愛好者さんの質問に、お答えしたいと思います。
「本命傾向のパターン6が荒れるのは何故ですか?」
というメールをいただきました。
確かにこの記事を書いている直近の土日は荒れました。
◆7月13日
中京5レース コンピ1位ー6位(馬連6670円)
◆7月14日
函館4レース コンピ3-8位(馬連4410円)
函館12レース コンピ1位―8位(馬連1860円)
福島2レース コンピ4位ー2位(馬連3570円)
中京10レース コンピ6位―9位(馬連9760円)
馬連は該当した5レースすべて、4ケタ配当の波乱が起きています。
ではテクニカル6、パターン6のコンピ1~3位の馬連決着確率をご存じですか?
ズバリ!53%です。
これはテクニカル6の単行本にも書きましたが、
パターン6の場合、2回に1回はコンピ上位3頭で決着するのです。
でも実際は、荒れまくりですが?
こんな声が聞こえてきそうです。
そこで最近のパターン6のコンピ上位3頭で決着したか?
の成績を見てみましょう。
33レース中、15レース的中しているので、
的中率は約45%です。
平均より少し悪い成績ですが、
直近2~3ヶ月の成績なのでこんなものでしょう。
いずれ53%に近い数字に収束すると思います。
つまり何が言いたいかというと、
年間150レースほど該当するパターン6の、
5レースくらいを部分的に取り上げても意味がない。
長い目で見れば、2回に1回はコンピ1~3位で決まる、
ということですね。
ちなみにコンピ1位~3位で馬連決着する確率が、
約50%という数字は高いのか低いのか?
そもそも分からないという人もいるでしょう。
テクニカル6の単行本に使った資料を載せておきます。
パターン1になると、決着率17%とガクッと落ちますね。
全体の平均はパターン3と4の間くらいになるので、
通常の決着率は30%程度です。
こう考えると決着率50%は、高いことが分かるでしょう。
2回に1回の確率でも、5連敗くらいあり得る。
しかし逆を行けば、
2回に1回は荒れるとも考えられる。
パターン6はコンピ上位に人気が集中するので、
荒れたら配当は高めになるでしょう。
これは捉え方ひとつなので、研究してみるのも面白いと思います。
ぜひ参考にしてください。