関西馬の狙いどころ

関西馬の関東遠征の狙いどころ



すでに、競馬の世界では当たり前ですが、関西(栗東)の狙いどころを紹介します。


現在、関西(栗東所属)と関東(美浦所属)では、圧倒的に関西所属の厩舎の馬が強い傾向です。


2012年の成績は、関西馬が2029勝に対し、関東馬1428頭と、600勝の差があります。


この強い関西馬が、関東遠征(中山・東京・新潟・福島)した場合、弱い関東馬を相手ですので、勝つ可能性が高いのは当然です。



◆関西馬→関東遠征

勝率9% 連対率17% 複勝率25%

単勝回収率88% 複勝回収率84%


◆関東馬→関西遠征

勝率4% 連対率9% 複勝率15%

単勝回収率54% 複勝回収率70%



このように、大きな差が出ます。


注目して欲しいのは、関東に遠征した関西馬の単勝回収率!


もうすでに88%と、通常を8%上回っています。


これだけ関西馬が有利だと言われていても、多くの人は見逃していると考えられます。


では、ここから少し踏み込んでみましょう。


関西馬が関東に遠征する場合、遠征初戦や、1回だけレースを使うケース。


他には、滞在して数レース走るケースがあります。


遠征初戦のケースは、輸送を心配されて人気を落とすことが多い傾向。


逆に滞在のケースは、前回同じ競馬場を走っていますし、輸送がないので、人気を被る傾向にあります。



◆遠征初戦

勝率9% 連対率16% 複勝率24%

単勝回収率92% 複勝回収率85%


◆滞在で2戦目以降

勝率11% 連対率20% 複勝率29%

単勝回収率76% 複勝回収率80%



多くの人の心配する通り、遠征初戦は輸送の影響などで、成績が落ちます。


しかし、その分人気が下がり、回収率が良くなっていますね。


関東に遠征した関西馬の、遠征初戦は狙い目なのです。


では、その狙い目から1~3人気の場合を除き、4~18番人気だった成績をご覧ください。



◆関西馬→関東遠征で遠征初戦(4~18番人)

勝率4% 連対率9% 複勝率16%

単勝回収率95% 複勝回収率86%



単勝回収率100%超えまで、もう少しです。


次は単純ですが、もっと人気がない場合をご覧ください。



◆関西馬→関東遠征で遠征初戦(13~18番人)

勝率1% 連対率3% 複勝率5%

単勝回収率133% 複勝回収率108%



成績が悪く、かなり波が荒くなると思いますが、回収率は上々ですね。


関東に遠征する関西馬は、ほぼ毎週存在しますから、ひとつの武器として、狙う方法を考えておくのも良いでしょう。