平地G1で1番人気が12連敗中!その呪いを解き明かそう!

 

少し旬を過ぎた話題ですが、

安田記念で1番人気のイルーシヴパンサーが敗れたことで、

2022年平地G1の1番人気は全敗。

 

2021年の有馬記念でエフフォーリアが勝ったのが最後、

次のホープフルSから1番人気が負け続けています。

 

ホープフルステークス
コマンドライン 12着

 

フェブラリーステークス
レッドルゼル 6着

 

高松宮記念
レシステンシア 6着

 

大阪杯
エフフォーリア 9着

 

桜花賞
ナミュール 10着

 

皐月賞
ドウデュース 3着

 

天皇賞(春)
ディープボンド 2着

 

NHKマイルカップ
セリフォス 4着

 

ヴィクトリアマイル
レイパパレ 12着

 

オークス
サークルオブライフ 12着

 

日本ダービー
ダノンベルーガ 4着

 

安田記念
イルーシヴパンサー 8着

 

これを「1番人気の呪い」などと意識して、

1番人気をさける競馬ファンまで出てきているようですね。

 

今度の宝塚記念でも、

1番人気になりそうな馬が避けられて、馬券を買われない。

 

こんな現象が起こりそうな気配です。

 

まー1番人気の呪いというくらいですから、

ここまでG1で1番人気が負けるのは珍しい事象でしょう。

 

ということで、2000年まで遡って調べてみました。

 

すると、ありました!

 

2007年の桜花賞から菊花賞まで、1番人気が12連敗!

 

桜花賞
ウオッカ 2着

 

皐月賞
アドマイヤオーラ 4着

 

天皇賞(春)
アイポッパー 4着

 

NHKマイルカップ
ローレルゲレイロ 2着

 

ヴィクトリアマイル
カワカミプリンセス 10着

 

オークス
ベッラレイア 2着

 

日本ダービー
フサイチホウオー 7着

 

安田記念
スズカフェニックス 5着

 

宝塚記念
ウオッカ 8着

 

スプリンターズステークス
サンアディユ 2着

 

秋華賞
ウオッカ 3着

 

菊花賞
ロックドゥカンブ 3着

 

かなり懐かしい名前が並んでいますね。

 

この他にも2014年には、1番人気9連敗もあります。

 

スプリンターズステークス
ハクサンムーン 13着

 

秋華賞
ヌーヴォレコルト 2着

 

菊花賞
ワンアンドオンリー 9着

 

天皇賞(秋)
イスラボニータ 3着

 

エリザベス女王杯
ヌーヴォレコルト 2着

 

マイルチャンピオンシップ
ミッキーアイル 13着

 

ジャパンカップ
ジェンティルドンナ 4着

 

チャンピオンズカップ
コパノリッキー 12着

 

阪神ジュベナイルフィリーズ
ロカ 8着

 

こうやって見ると、わりと1番人気の連敗はある事象。

 

ちなみに障害戦を除いた、

平地1番人気の最大連敗数は26回。

 

2000年まで遡って調べたのですが、

他にも24回、22回、20回と、15連敗以上もけっこうあります。

 

だから「1番人気の呪いだ!」と、騒ぎ立てる必要はまったくないのです。

 

1番人気は、普通に15連敗くらいする。

 

ということですね。

 

だから自分が1番強いと予想した馬が、

今年の宝塚記念で1番人気になったからと言って、

不安になる必要はまったくありません。

 

たまたま1番人気なっただけで、1番人気の呪いなんて現時点ではない。

 

さすがに平地G1年間24レース、1度も1番人気が勝てなかったら、

そのときは「呪い」と言ってもいいレベルだとは思います。

 

今回の連敗記録が、どこまで行くか注目ですね。

 

では逆に、1番人気がG1を勝ちまくった年はないのか?

 

こんな疑問がわくと思いますが、最近ありました。

 

それはコントレイルとデアリングタクトが、無敗の3冠を決めた2020年。

 

1番人気の当たり年で、平地G1が年間24レースある中、

16勝もしていて勝率は66.7%にもなります。

 

フェブラリーステークス
モズアスコット

 

皐月賞
コントレイル

 

天皇賞(春)
フィエールマン

 

ヴィクトリアマイル
アーモンドアイ

 

オークス
デアリングタクト

 

日本ダービー
コントレイル

 

スプリンターズステークス
グランアレグリア

 

秋華賞
デアリングタクト

 

菊花賞
コントレイル

 

天皇賞(秋)
アーモンドアイ

 

エリザベス女王杯
ラッキーライラック

 

マイルチャンピオンシップ
グランアレグリア

 

ジャパンカップ
アーモンドアイ

 

阪神ジュベナイルフィリーズ
ソダシ

 

ホープフルステークス
ダノンザキッド

 

有馬記念
クロノジェネシス

 

記憶に新しい名前ばかりですね。

 

2020年は下記のスーパーに強い馬が6頭いたから、

平地G1で1番人気が安定していたとも言えます。

 

そのメンバーがコチラ↓

 

◆3歳王者

コントレイル(皐月賞、ダービー、菊花賞)

 

◆3歳女王

デアリングタクト(桜花賞、オークス、秋華賞)

 

◆絶対女王

アーモンドアイ(ヴィクトリアマイル、天皇賞(秋)、ジャパンカップ)

 

◆短距離女王

グランアレグリア(安田記念、スプリンターズS、マイルCS)

 

◆グランプリ女王

クロノジェネシス(宝塚記念、有馬記念)

 

◆中距離女王

ラッキーライラック(大阪杯、エリザベス女王杯)

 

この6頭で、2020年の平地G1を16勝も独占。

 

タレント揃いのすごい年でしたね。

 

と最後は少し話が脱線しましたが、

1番人気の呪い!と騒ぐには、12連敗なんてまだまだ早い。

 

20連敗くらいになったら、いよいよ騒ぎましょう。

 

だから1番人気の馬を避けるような馬券を買うなど、

ニセ情報に惑わされて、予想がブレないように気を付けてくださいね。

 

参考になれば幸いです。

 

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