コンピ指数で超特大の万馬券をゲットできないか?
あなたは超特大の万馬券を獲りたいですか?
「日曜日の札幌5レースや、東京9レースの馬連万馬券を、
コンピ指数でなんとか的中できないものでしょうか?」
私のもとに、こんなメールが届きました。
日曜日とは2021年6月13日のこと。
札幌5レースの新馬戦は、
コンピ7位ー11位の組み合わせで、馬連は6万7040円という配当。
コンピ7位 トーセンサンダー
コンピ11位グラスミヤラビ
そして東京9レースの八王子特別は、
コンピ5位ー15位との組み合わせで、馬連配当は13万0020円でした。
コンピ15位 リキサンダイオー
コンピ5位 ペルセウスシチー
馬連としては一撃必殺で、超強烈な金額の万馬券なので、
なんとかして獲りたい!という気持ちは分かります。
しかもこのレベルになると、
馬の能力などから予想しても、到底無理ですよね。
まずは東京5レースの新馬戦から見てみましょう。
1着のコンピ7位トーセンサンダー。
父はトーセンファントムで、
代表産駒はブレイブスマッシュとトーセンラムセス。
完全なトーセン専用種牡馬で、
お母さんのカグラグレイスも島川隆哉氏の所有馬。
そして管理する杉浦宏昭調教師は、
昨年のリーディングが141位と振るわない成績です。
正直、買える要素が見当たらない。
続いて2着だったグラスミヤラビのお父さんはサトノアラジン。
新種牡馬なので分かりませんが、
サトノアラジンのG1勝利は安田記念だけですから、
ディープインパクトの後継種牡馬としてメインではない気もしますね。
グラスミヤラビを管理する大江原哲調教師の
昨年のリーディングは89位。
こちらも新馬戦から注目される要素はない、と言えるでしょう。
まー普通に予想していたら、買える2頭ではない。
だから超特大の馬連万馬券なんですけどね。
続いて東京9レースの八王子特別で、
1着だったリキサンダイオーの近10走は、
9・13・4・2・6・8・4・11・9着という成績。
当然パッとしない成績なのですが、
2走前の11着だったレースは、勝ち馬から5.1秒差の大敗。
これが嫌われたのだと思います。
6走前に2勝クラスで0.3秒差の2着があるのですが、
これは競馬新聞の馬柱には載らないので、見落とされた可能性が高いでしょう。
当たりまえですが、近走成績を見ていたら買えない馬。
だから単勝333.5倍なんでしょうけど、
ちょっと舐められ過ぎのような気もしますね。
このように普通に買える要素がないから、超特大の高額万馬券になるわけで。
で、馬を見て買えないなら、
コンピ指数のような数字を法則化して、なんとか獲れないのか?
というのが、今回届いたメールの主旨だと思います。
ではコンピ研究家として、先に結論を言いましょう。
コンピ指数でも、特大万馬券を獲る法則を作るのは難しいと思います。
◆札幌5レース
コンピ7位 トーセンサンダー
コンピ11位グラスミヤラビ
馬連6万7040円
◆東京9レース
コンピ15位 リキサンダイオー
コンピ5位 ペルセウスシチー
馬連13万0020円
まず万馬券を狙うにしても、軸馬はコンピ5位まで。
これが私の持論です。
その理由は、こちらのデータをご覧ください。
これは馬連が的中する確率を一覧にしたデータです。
例えば一番上の5頭立てで、
コンピ1~5位の5頭を軸に馬券を買うと100%当たります。
5頭立てで、5頭を軸にしたら、的中するのは当たり前。
あくまでの例なので、
今度は一番下の18頭立てて、コンピ1~5位の5頭を軸にした場合を見てみましょう。
91%は当たる。
ほぼ当たるわけです。
コンピ1~4位の4頭軸でも87%ですから、
ほぼ当たると言って良いでしょう。
つまりコンピ6位以下の馬を軸にしようとするなら、
確率ではなく、馬自身に何かしらの狙い目がないと難しいということ。
しかし先ほども書きましたが、
馬に大した買える要素がないからコンピ下位なので、普通に買えない。
そこで札幌5レースを見てみると、
コンピ7位と11位の組み合わせですから、やはり買えない。
ということになります。
では東京9レースはどうなのか?
こちらはコンピ5位ー15位の組み合わせなので、
買い目点数さえ気にしなければ、網にかかると言えるでしょう。
例えば以下のような組み合わせ。
軸 1・2・3・4・5位
紐 8・9・10・11・12・13・14・15・16位
軸5頭に紐9頭で、馬連なら45点買いになります。
これなら東京9レースの馬連13万0020円を、
仕留めることが出来ます。
ちょっと夢が出てきましたね。
では次にこのデータをご覧ください。
100~999円(29.2%)
1000~9999円(58.5%)
10000~99999円(11.9%)
10万円以上(0.4%)
これは馬連配当の出現確率データです。
10万円以上の超特大万馬券は、0.4%しか出現率がありません。
これは250レースに1回の割合。
1日36レースで計算すると、
約7日間のうち1回出現するということになります。
まーざっくり言うと、
10万円以上の馬連万馬券は、1ヶ月に1回しか出現しない。
これを狙って追いかけるのは、かなりキツイですよね。
そもそも4500円分の馬券を、
250レース買ったら、馬券代だけで112万5千円になります。
この投資額で13万円の馬券を当てても、さっぱり儲からない。
だからコンピ指数で法則化をして、超特大万馬券を当てるのは難しい。
という結論に達したわけです。
ちなみに馬連万馬券は、このような分布になります。
10000~19999(6.7%)
20000~29999(2.5%)
30000~49999(1.7%)
50000~99999(1.1%)
10万円以上(0.4%)
ほとんどが3万円以内におさまるので、
それ以上の配当の馬券を狙うのは、買い目点数を考えたら非効率。
もしコンピ指数で馬連万馬券をゲットする法則を考えるなら、
無理せずコンパクトに、3万円以内の馬券を獲れるようにすれば良さそうです。
あなたのコンピ研究の参考になれば幸いです。
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