コンピ指数やスピード指数を深掘りして解説します
コンピ指数は予測オッズだと考えてください。
コンピ指数で検索したら出てくるウィキペディアに、
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明確な誕生時期は不明とされているが、
事実上1970年代から掲載されていた
「コンピュータオッズ」という予想オッズの一覧が前身とされ
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とあるように、ベースは予測(予想)オッズなのです。
つまり、コンピ1位指数値90というのは、単勝オッズ1番人気、1~1.9倍くらいという意味になります。
コンピ3位で70以上だと、だいたい2~3番人気で、単勝オッズ3~6.9倍の間くらい。
コンピ上位だと、このようにコンピ順位と値をみれば、当日の人気順位やオッズに変換することができます。
これらのことから何が言いたいか?というと、あなたのコンピ馬券術は、コンピ指数で完結してませんか?
ということ。
コンピ馬券術は色々ありますが、代表的なのはコンピ指数1位が90の時に6位を狙う!
みたいなモノがたくさんあります。(※理論は適当です)
これをオッズに置き換えると、オッズの単勝人気1位が1~1.9倍の時に、6番人気の馬を買いなさい!と言われているのと同じです。
「はい、分かりました!単勝3万円分買います!」
とはならないでしょう。
6番人気と言われても、見る時間帯によって変わります。
先週のメインレースで勝利した馬は、確定オッズは8番人気でしたが、15:20の時点では7番人気でしたから。
実際、このように人気順位とオッズはコロコロ変わるんですよ。
つまりコンピ指数(オッズ)だけで、馬をピンポイントに指名するのは難しい!ということですね。
だからゾーンで見ましょう!というのが私の考え方です。
レースによっては本当に稀にありますが、8番人気が急に1番人気になることは通常少ないでしょう。
でも8番人気が6番人気になることは、往々にありますよね。
だから6~8番人気あたりのゾーンを、まずゴッソリ抜き出すのです。
そしてその中から、走れそうな要素を持っている馬を選ぶ。
最後に選ぶ部分は、コンピ指数やオッズ以外のファクターにしてくださいね。
血統でも騎手でも調教師でも、なんでもOKです。
それを加えることで、血の通った予想になりますから。
コンピ指数だけだと、数字のゲームになりがちなので、注意が必要です。
さらに競馬の他の指数について、少し深掘りしてみましょう。
「指数とは?」
競馬の場合、馬の能力を簡単に比較できるように、何らかのファクターを基準に馬を数字化したもの。
難しいことを言わなければ、こんな感じですよね。
指数というと「指数値」と「指数順位」の2つに分けられると思うのですが、多くの人がすぐにこの2つの要素に取り付かれてしまいます。
・順位が1位の時に指数値〇〇だと狙い目
・500万条件の指数順位2位は配当妙味あり
・東京競馬場で指数値〇〇以上あれば馬券によく絡む
こう言うの、よく見かけますよね?
私もコンピ指数のプロとしてやっているので、上記のようなことを言うこともあります。
ですが、それは指数の成り立ちを理解した上でのモノです。
つまり「コンピ指数=予測オッズ」という成り立ちを理解していれば、
・東京競馬場でコンピ指数値が88以上あれば馬券によく絡む
というような的外れなことは言わなくて済むわけです。
上記の文章を予測オッズに置き換えると、
・東京競馬場で予測オッズが1~1.9倍内であれば馬券によく絡む
こんなことは、競馬初心者でも知っている当たり前のことですね。
コンピ指数は予測オッズなので、基本、競馬場で分けてもあまり意味がないんですよ。
東京競馬場でも、阪神競馬場でも、1~1.9倍内であれば、馬券によく絡むのは当たり前のことなのです。
でも「指数」となると、偏りを見つけて法則化したくなるのが、人間の性なのかもしれません。
このように表面的に指数を考えても、上手く使いこなせないのが関の山。
ではどうしたら良いのか?
まずは「その指数」が何から出来ているのか?
これを考え、理解する必要があります。
有名な西田式スピード指数だったら、
スピード指数= (基準タイム-走破タイム)×距離指数+馬場指数+(斤量-55)×2+80
これが計算式だそうです。
この成り立ちを理解していれば、スピード指数に何が足りないのか?
何を足せばより正確な指数になるのか?などが分かってきますす。
指数に対する考え方がこの位置にまで達していると「京都競馬場、芝、未勝利戦のスピード指数1位は最強!」みたいな訳の分からない理論を見つけて、一喜一憂しなくて済むわけですね。
つまり、高い位置を目指すなら、「指数を根底から理解して攻略しろ!」というのが真にお伝えしたいことです。
コンピ指数 → 予測オッズ
スピード指数 → ラップを馬場や距離で補正したもの
レイティング → 人気評価に対する着順を参考に成績の安定度を測ったもの(たぶん)
マイニング → ラップをベースに色んなものを足したもの
対戦型マイニング → 対戦成績を偏差値化したもの(指数値を足して出走頭数で割ると50になる)
これはあくまでも私の独自見解ですが、これらのことを頭に置いて指数を見れば、これまでと違ったことが見えてくる可能性もありますよね。
その道のプロになりたいのであれば、その指数とは何なのか?というのを、しっかり考えるようにしましょう。
指数開発者の気持ちや狙いを理解するところまで行けば、素晴らしい指数攻略法が出来るばずです。