芝の短距離戦で狙えるトップジョッキーはこれだ!
競馬の天才!10月発売号をパラパラと見ていたら、
真田理さんの記事が目にとまりました。
内容はジョッキー閻魔帳というもので、
真田理さんとそのチームが騎手を評価した記事。
その中で福永祐一騎手がAランクに推されていたのですが、
「逃げを嫌うために短距離戦で取りこぼしが目立つ」という評価も。
確かに最近の福永祐一騎手はポジション取りが上手くて、
昔のインで詰まるイメージは、かなり減りましたね。
スッと馬群から抜け出てくる好騎乗が多く、
スマートになった気がする。
その反面、ガツガツさが無くなったので、
短距離戦で逃げたり、競りかけたりしなくなった。
だから「ダートの短距離戦では消し」というのが真田理さんの評価で、
確かに言う通りだなと実感。
さっそくTARGETで調べてみました。
(※データ期間2020~2021年10月末)
ダート短距離戦では、勝ち数が少なくて単勝回収率もイマイチ。
確かに取りこぼしている感じですね。
では反対に芝の成績はどうなんだろう?
ダートとは逆に、短距離戦の回収率が100%を超えています。
このデータを調べてみて驚いたのが、
トップジョッキーなのに、こんな簡単にプラス回収になるポイントがあるんだ。
ということ。
ノーザン系の人気馬ばかりに乗っているので、まったく妙味がないと思っていました。
そこで今度は、
とにかく前のポジションを取りたがる川田将雅騎手。
福永祐一騎手とは正反対の騎乗スタイルだけに、
どんな感じになるのか?調べてみました。
どうです?
そんなに成績面は良くないですが、
川田将雅騎手も芝の短距離では、単勝回収率が100%超え。
配当妙味がありました。
これも意外でしたね。
短距離戦の川田将雅騎手なんて、
騎手で売れすぎて、過剰人気していると思っていたので。
ならば他の騎手たちも調べてみようと、
リーディング上位騎手を検証。
ルメール騎手は、完全に過剰人気で妙味なし。
デムーロ騎手は不調だった昨年のデータも混じっているので、
飛びぬけて妙味のあるポイントはなし。
2021年だけのデータで調べてみると、
もっといい感じのデータになると思うので、興味がある人は調べてみてください。
戸崎騎手は地方出身だけに、やはり芝よりダートの成績が良い。
反対に芝の短距離戦の単勝回収率が4%と終わっているので、
これを逆手に取る作戦なんかも考えられますね。
この距離別のデータを見ると、色んな作戦が生まれそうです。
そこで私は今回、短距離戦に注目してみたのですが、
配当妙味のあるのは以下の通り。
◆芝短距離戦(1000~1300m)
福永祐一騎手
川田将雅騎手
岩田末来騎手
横山武史騎手
◆ダート短距離戦(1000~1300m)
松山弘平騎手
吉田隼人騎手
横山武史騎手
このようにリーディング上位に騎手たちでも、
回収率100%を超えるポイントがあるんですね。
試しに芝の短距離戦で優秀な4騎手、
福永祐一、川田将雅、岩田末来、横山武史騎手のデータを、
束ねてみましょう。
勝率17% 連対率29% 複勝率41%
単勝回収率118% 複勝回収率100%
このようにいい感じになりました。
ここから前走から継続騎乗の場合だけに厳選。
勝率24% 連対率38% 複勝率48%
単勝回収率140% 複勝回収率101%
という成績です。
騎手というファクターは好調不調の波がありますが、
意外とピンポイントで狙っても面白いかも、
と思わせられるデータを、今回は発見することができました。
何か興味を持ったら、TARGETで調べてみる。
これを習慣付けると、オリジナルのお宝データに出会えると思います。
参考になれば幸いです。