コンピ1位90の成績データを競馬場別に見てみる

 

今回は日刊コンピ指数の最高値で最強と言われる、

コンピ1位90にフォーカスしたいと思います。

 

ではさっそく5年分のコンピ1位90の競馬場別データを、

ご覧ください。

 

場所 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
札幌 9- 8- 3- 3/ 23 39.1% 73.9% 87.0% 62 95
函館 18- 9- 4- 3/ 34 52.9% 79.4% 91.2% 81 96
福島 15- 9- 2- 6/ 32 46.9% 75.0% 81.3% 77 92
新潟 22- 8- 4- 2/ 36 61.1% 83.3% 94.4% 93 103
東京 83- 26- 15- 30/154 53.9% 70.8% 80.5% 82 89
中山 63- 17- 15- 14/109 57.8% 73.4% 87.2% 90 96
中京 34- 17- 4- 8/ 63 54.0% 81.0% 87.3% 90 99
京都 100- 29- 21- 34/184 54.3% 70.1% 81.5% 83 89
阪神 94- 35- 21- 33/183 51.4% 70.5% 82.0% 77 89
小倉 34- 16- 7- 10/ 67 50.7% 74.6% 85.1% 78 94

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2018.12.23

 

このように並べてみると、札幌競馬場の成績が悪いことに気づきます。

 

上記データと同期間のコンピ1位90の成績は、

 

勝率54% 連対率74% 複勝率82%

単勝回収率83% 複勝回収率93%

 

なので、明らかに札幌競馬場の勝率が悪いですよね。

 

そして反対に新潟競馬場は勝率が61%もあり、単勝回収率は93%もある。

 

このデータを見た経験の浅いコンピ研究者は、こう思います。

 

「コンピ1位90は新潟では鉄板!」

 

「コンピ1位90は札幌では信用できない!」

 

果たして本当にそうでしょうか?

 

私はそうは思いません。

 

その理由はこちらです↓

 

場所 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
札幌 20- 9- 2- 8/ 39 51.3% 74.4% 79.5% 77 86
函館 12- 14- 5- 5/ 36 33.3% 72.2% 86.1% 49 91
福島 13- 1- 1- 7/ 22 59.1% 63.6% 68.2% 92 76
新潟 27- 11- 1- 9/ 48 56.3% 79.2% 81.3% 82 89
東京 88- 32- 13- 33/ 166 53.0% 72.3% 80.1% 80 88
中山 107- 30- 13- 29/ 179 59.8% 76.5% 83.8% 89 90
中京 48- 20- 13- 15/ 96 50.0% 70.8% 84.4% 76 94
京都 156- 42- 21- 48/ 267 58.4% 74.2% 82.0% 90 89
阪神 132- 54- 28- 39/ 253 52.2% 73.5% 84.6% 80 91
小倉 65- 26- 14- 23/ 128 50.8% 71.1% 82.0% 78 90

集計期間:2006. 1. 5 ~ 2013.12.23

 

このデータは2014年以前、

2006~2013年(8年分)のデータです。

 

札幌競馬場の勝率に注目して欲しいのですが、

平均勝率の54%よりも、やや低い程度の51%をキープしています。

 

そして新潟競馬場は勝率56%と、平均勝率より少し高い程度。

 

けっきょく何が言いたいか?ということですが、

一部の期間のデータを抜き出して優劣をつける行為は、

コンピ指数では微妙だということですね。

 

なぜならコンピ指数は予測オッズなので、説得力のある裏付けができない。

 

年齢 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
2歳 1893- 1892- 1891-19511/25187 7.5% 15.0% 22.5% 72 70
3歳 4303- 4192- 4132-48160/60787 7.1% 14.0% 20.8% 74 72
4歳 2200- 2122- 1973-19289/25584 8.6% 16.9% 24.6% 72 75
5歳 1173- 1214- 1289-13994/17670 6.6% 13.5% 20.8% 74 74
6歳 327- 413- 484- 7273/ 8497 3.8% 8.7% 14.4% 71 71
7歳 82- 114- 167- 3109/ 3472 2.4% 5.6% 10.5% 54 59
8歳 14- 39- 43- 1092/ 1188 1.2% 4.5% 8.1% 42 52

集計期間:2016. 1. 5 ~ 2018.12.28

 

例えば馬齢の場合、4歳をピークに年をとるにつれて成績が下降します。

 

これは人間と同じで、若い肉体の方が高いパフォーマンスを発揮できるから。

 

競走馬のピークは4歳。

 

これは誰が聞いても、納得できる理由だと思います。

 

ところがコンピ指数の場合は、この理由がないので困るのです。

 

「なぜ、札幌競馬場のコンピ1位90の勝率は悪いのですか?」

 

「なぜと言われても、データがそうだからです。」

 

このように理由が言えないデータは、

反動を喰らう可能性があるので、手放しで信頼するのは危険です。

 

ではコンピ指数のデータに命を吹き込むには、どうすれば良いのか?

 

手段のひとつとして、オッズ(人気)と比べるという方法があります。

 

◆コンピ1位

場所 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
札幌 229- 147- 99- 268/ 743 30.8% 50.6% 63.9% 75 83
函館 237- 128- 96- 259/ 720 32.9% 50.7% 64.0% 82 84
福島 316- 204- 144- 473/ 1137 27.8% 45.7% 58.4% 76 81
新潟 446- 248- 179- 557/ 1430 31.2% 48.5% 61.0% 82 84
東京 906- 468- 350- 924/ 2648 34.2% 51.9% 65.1% 86 86
中山 727- 411- 290- 877/ 2305 31.5% 49.4% 62.0% 78 82
中京 403- 257- 181- 547/ 1388 29.0% 47.6% 60.6% 76 82
京都 798- 554- 342- 965/ 2659 30.0% 50.8% 63.7% 74 83
阪神 754- 467- 328- 849/ 2398 31.4% 50.9% 64.6% 74 83
小倉 339- 211- 152- 447/ 1149 29.5% 47.9% 61.1% 79 83

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2018.12.28

 

これはコンピ1位の競馬場別のデータですが、

東京競馬場の勝率が高くて、小倉競馬場の勝率が低いですよね。

 

でもこれだけではデータの裏付けがないので、

今度は同期間の単勝1番人気のデータを見てみます。

 

◆単勝1番人気

場所 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
札幌 256- 144- 104- 240/ 744 34.4% 53.8% 67.7% 81 87
函館 236- 127- 102- 255/ 720 32.8% 50.4% 64.6% 78 82
福島 323- 218- 141- 457/ 1139 28.4% 47.5% 59.9% 73 82
新潟 472- 261- 177- 526/ 1436 32.9% 51.0% 63.4% 84 86
東京 928- 478- 347- 907/ 2660 34.9% 52.9% 65.9% 84 86
中山 761- 423- 268- 858/ 2310 32.9% 51.3% 62.9% 79 82
中京 419- 255- 171- 548/ 1393 30.1% 48.4% 60.7% 75 80
京都 825- 565- 351- 926/ 2667 30.9% 52.1% 65.3% 72 83
阪神 798- 456- 321- 829/ 2404 33.2% 52.2% 65.5% 75 82
小倉 337- 219- 150- 456/ 1162 29.0% 47.8% 60.8% 71 80

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2018.12.28

 

コンピ1位のデータと同じで、

東京競馬場の勝率が高くて、小倉競馬場の勝率が低くなっています。

 

このようにコンピ&人気のダブル該当することで、

東京は強い馬が勝つ可能性が高いコースで、

小倉は強い馬が負けることが多いコース、だと言えるようになります。

 

コンピ指数は予測オッズなので、

本家のオッズ(人気)と比べることで、理由の裏付けをする。

 

ということです。

 

コンピ指数の情報はネット上にたくさんありますが、

その理論をオッズ(人気)に置き換えても通用するのか?

ということを確かめてから信用するようにしましょう。

 

 

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