バーレイ法
俗に言う「コロガシ」ですが、ヨーロッパではパーレイ法(逆マーチンゲール)として広く知れ渡った競馬必勝法です。
このパーレイ法は、理論上真面目に永遠に続けては必ず負けるということになります。
永遠に勝ち続けることはあり得ないので当然ですね。
連勝している途中で止めることが勝つための条件です。
● 条件
配当が2倍以上で的中率50%以上という場合に有効です。
(ルーレット、ブラックジャック)
競馬では単勝1~2番人気
● やり方(単純です)
1.最初に100円を賭けます。
↓
2.勝った場合、それを全てつぎ込んで勝負します。
つまりはじめに100円賭けて勝った場合は200円を賭けて勝負します。
↓
3.これを繰り返して、ある程度勝った段階でキリを付け、また最初からやり直し
ます。
↓
4.負けた場合は、また最初から賭け直します。
● パーレイ法の特徴
パーレイ法は、投資をできるだけ抑えた賭け方です。
永遠に勝ち続けるなどということ不可能ですから、勝負を続けていては必ず負ける時がきてしまいます。
よって連勝している時にどのタイミングでキリを付けるかがポイントとなります。
パーレイ法はマーチンゲール法の逆をいく競馬必勝法であるため、その特徴も真逆となります。
まず、パーレイ法は非常に投資金額が低く抑えられるというメリットがあります。
マーチンゲール法をはじめとするや追い系競馬必勝法に見られる最大のリスクであるバンク(破綻)を考える必要はありません。
勝っている限り、手持ちの投資用資金は減りません。
そして負けても、1セットで最初に賭けた投資金のみ減るだけです。
たとえ100回全て負けるまで続けたとしても100円から始めた場合、1万円しか負けません。
そして勝ち続けた場合、僅かな投資金で巨万の富が得られるという夢を持つことが出来ます。
たった100円がもしも18回連続で勝つことが出来たなら1千万円を超す配当なります。
勝ってもリターンの少ない追い上げ系競馬必勝法よりも遙かに夢のあるやり方ですが、理論上必ず負けない追い上げ系必勝法と異なり、パーレイ法は本当の意味での
「必勝」法とは言えないため、負けないようにするための工夫が必要となります。
●パーレイ法の問題点その1「やめ時の難しさ」
まず、単純な確率論から、的中率50%の勝率でも7回連続で勝つ確率は1%もありません。
それ以上となるとほとんどゼロに近くなっていきます。
また、理論上(あくまで机上での話です)競馬の場合、配当は変動オッズですから非常に大きな金額を賭けると自分でオッズを下げるという可能性があります。
もちろん、人気のある馬連や馬複の場合は、大きな額をかけてもオッズが大きく変動することがないと思いますが、複勝などの不人気馬券種ではオッズが大きく変わる可能性もないことはありません。
このように、パーレイ法は、無限に続けることができない競馬必勝法です。
つまり、一番の問題は、どこでゲームを止めるかというタイミングの難しさにあります。
勝負とは、勝つ時もあれば負ける時もあります。
そして、競馬に絶対はありません。
どんなに勝つ確率が高くとも負ける時はいとも簡単に負けてしまうものです。
追い上げ系競馬必勝法の場合、勝った時にセット終了などと投資の終了時点がはっきりしています。
しかし、パーレイ法の場合はその投資を終了するタイミングが非常に難しいのです。連勝を続ける限り利益は膨らんでいきます。
しかし、苦労して連勝し、膨らんだ利益もたった1回の負けでマイナスとなってしまいます。
いかに勝っているうちに勝負を終了するかがこの競馬必勝法のカギになります。